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Author:中田 治
京都北山にて育林・販売事業を営んでいます。
北山の自然を守りたい、後世に残したい、日々その思いでがんばっております。

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林業に正解はあるか2
村尾行一氏(東大~京大~愛媛大で退官)の本を読んで感じた事。
今更何を…と思いましたが以下感じたことを。

北山における台杉仕立ての由来。
山国発祥は周知の事実であるが、其れが意図的にそうしたかは不明のはず。
京北は特に山国~黒田はとても雪が多く 偶然伏状木から株木になったものを
育てていったと言う事を明治生まれの番頭にきいたことがあった。
私の祖父からもそう聞いている。
北山の先祖が何故丸太をその様な育て方をしたかという部分に触れられていないので
ご存知の方も数多いが再度述べますが
北山は斜面が急で養分が大変少ない。
一代生の杉を育てると伐採に35~~40年かかり
次の伐採まで更に3、40年待たねばならない。
そこで 伏状木からヒントを得てトリ木の世話をする限り
一生収穫可能な台杉仕立てを考えたのである。
又台杉の精気は300年としているが
其れを越える台杉は数多く存在し
そこから 今でも垂木を製造している事は
地元の人間なら誰でも知っている。
風雪水害に強いのではなく、あくまでも風雪水害から偶然生まれた物である。
又桂離宮に創建当初使われていなくて本格的に使用されたのは江戸中期云々…
というのは氏の推測であり古建築から全く検証されいない。
台杉仕立てに比べると一代生でha当たり5000~6000本が疎立である・・・。
当たり前である。台杉の立ち方に比べると大きさも長さも違う。
haあたり5000~6000本は実際我々が山林内で作業をすると
非常に密である。繰り返し間伐をして末に身を持たせ元末の寸法の差をなくす事に神経を注いでいる。
5~600本と言うのは吉野の密植に比べると疎であるが他と比べて蜜である。
密だから良い丸太が採れるのではなく
どれだけ多くの手間隙を掛けたかでその評価が分かれる。
北山杉は、その手間の掛け方が他の林業地と
決定的に違ったのである。




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北山杉について | 17:10:58 | トラックバック(0) | コメント(0)
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