2018-10-17 Wed
世界で一番細くて長い木を育てる北山杉の林業枝打ちは植林後8〜10年に初めて行いますが
此れを 紐打ちと言います。
最初は少々下手が作業しても木が枝打ち跡を
包み込むので. 丁稚の頃は此処から教えられます。
普通は 鉈で行いますが人によっては鎌でされる人もいます。
紐打ちが終わると二番打ち
これからはとても大切な枝打ち作業なので
熟練者しかさせて貰えません。
綺麗に枝打ちをしないと 北山杉の特徴の一つでもある
絹の様に滑らかな木肌にならないのです。
其れから順番に3番、4番となるわけですが
それに連れて梯子も 1間(いっけん=約2m) 10尺(約3m)
2間 (約4m) 2半(約5m) 3間(約6m) 3半(約7m) と
梯子も伸びていきます。
梯子の上から更に登って枝を払うことも多々あります。
脚を木に回しバランスをとって両手は離して
鎌で(鉈で)枝を打ちます。
他の林業地帯の様な太い木を打つのでは無く
ゆらゆらと揺れる細い木………
6m〜15mの高さでの作業は
高度な技術と 運動能力が要求される枝打ち。
今では数名になり後継者作りが急務です。

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