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中田 治

Author:中田 治
京都北山にて育林・販売事業を営んでいます。
北山の自然を守りたい、後世に残したい、日々その思いでがんばっております。

北山杉見学ツアー
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白杉
白杉で揃えてくれませんか?...柱、桁、垂木を全て白杉で揃える依頼がきました。くやしい...揃えられない。
垂木だけがある。茶室や日本在来工法の全ての材料を供給していた北山杉の発祥産地中川ですが、高度成長期から後ブームに乗り数多く使われ、特に床柱として数多く出ました。 そのときのクレームの着く順に流通から外されました。

白杉は固い木で枝打ち後の埋まり少しへこんで独特の文様を作ります。固いために割れやすく乾燥時や施工後に割れる事が多かったので床柱や管柱から少しずつ外され流通から見る事が殆どなくなりました。ただ垂木は台杉は白杉が多いために今でも数多く残っています。
しかしよく考えると、固くて強度があるものを割れる(割れるといっても、35年以上の木ですとうっすら割れる程度)と言う理由だけで排除される事は如何なものか。事実、今でも垂木は白杉しか使わない親方さんも沢山おられます。
垂木で他の品種はたれるけど白杉はたれんとよく言われます。強度が違います。割れるけど粘りがある。芯は黒いが、黒い芯はシロアリが食わない事は林業試験所で実証済み。

小社所有林にも白杉の林があります。先々代が植えたもの。あるのはあるけど山の上の方の便利の悪い所。柱、桁など10mクラスは採れる木ですが出せない。それより今の現場に間に合わん。
適材適所...アカンと思う木、例えばアテのまわった木でも陽の当たらない陰に使うと強くて動かずじっとしているいい木になります。白杉も一緒。温故知新もっと振り返らないと駄目な所にきてます。
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北山杉について | 22:19:49 | トラックバック(0) | コメント(0)