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中田 治

Author:中田 治
京都北山にて育林・販売事業を営んでいます。
北山の自然を守りたい、後世に残したい、日々その思いでがんばっております。

北山杉見学ツアー
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地根樹
今朝の番組で地震の対策に地元に昔からある木々を植えて防御する方法の報道がありました。震災の津波で殆どの建物や防波堤が流されましたが、地元に昔から木々は根が露出しながらも持ちこたえた事からそのような検証結果が出たようです。

マツは借景を創るだけで何の役にも立たない…この様な発言がありました。確かに波を防ぐと言う観点からは
そうかも知れません。しかしながら松島の様な観光地に松が無く、地元の多種にわたる木々が生えていて、人の心に訴えるあのような景色があったか?と言うと疑問です。観光を産業として栄えそれで生計をたてる人々や関連する人々もいます。その方たちの気持ちや立場を配慮した発言も欲しいと感じました。針葉樹を植えることばかりしている林業は駄目みたいな発言があったのでそれも気になりました。
daisugi.jpg

針葉樹ばかり植えるから山崩れや花粉が飛ぶ…まるで針葉樹を植林して林業してる人達が悪い事をしているような発言…許せません。戦後、戦時中の強制伐採にによるはげ山を何とか早く治水治山目的で根付きやすい針葉樹を植えました。あの早業が無ければ、大都市部は大雨の度に水害でとんでもない事になっていたと考えられます。建設省(現在の国交省)が作る堤防やダムの工費の遥か少ない額で水を操作できたのです。話すなら 経緯をしっかりはなしてからにすべきです。

花粉の季節になったので花粉の話も…。  北山杉は花粉を飛ばしません。遥か昔から挿し木で育成してきたので
自分の分身が沢山入る中で実をつける習性を忘れてしまったのです。  が、大気汚染や酸性雨の影響で場所によると最近実をつけて花粉を飛ばす場所もあります。 私の庭に 台杉が植わっていますが、心無いドライバーが当て逃げし取り木と呼ばれる下枝を多数折りました。するとどうでしょう・・・実を付け出したのです。  自分の寿命が短いと感じ 子孫を増やそうと花粉を飛ばし始めました。  この様に 必ず誘因があります。
ヒノキ花粉はディーデルエンジンの排気にとても敏感で当たると信じられない量の花粉を飛ばします。

その部分だけを見たり聞いたりせず 前後もきちんと説明する必要を感じた番組でした。牡蠣の養殖には山を手入れし綺麗にしなければ出来ない…山から出てくるミネラル豊富な水が魚のえさを沢山作る。そんなこと山にいる人間なら誰でも知っている事。日本人が遥か昔から近海の魚を生で食べられたのは山に囲まれ、その山で薪や炭を造りながら自然と山の手入れが出来ていたからです。
山に杉を植え、それで日本の家を作れば言い…と言われた出演者に司会者が カンを入れず花粉がふえると言われ
たのは…まあいいけど。






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北山杉をとりまく環境レポート | 11:53:08 | トラックバック(0) | コメント(0)