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中田 治

Author:中田 治
京都北山にて育林・販売事業を営んでいます。
北山の自然を守りたい、後世に残したい、日々その思いでがんばっております。

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こんな木は…
新材を仕分けてました。最近は曲がりのある木は山から持って帰りませんが、それでも土場に帰ると出てきます。曲がりや木が元々持っている傷や搬出中に偶々付いた傷…このようなものは通常の流通には乗り難いです。ほんの15年程前はこの様な品物(我々はB品とか傷物と言うます)でも、大工さんが上手く加工して一人前の木として使って頂いてました。私共の店でも、そのような品物しか買われない大工さんが多数おられ、その方々が建てられる家の殆どは数奇屋建築や純和風の家でした。安い品物を自分たちの「技」で高いモノにしてしまう「匠の技」です。但し、ここで言う安い品物は、丸太の場合、年輪の込んだ高樹齢の木で傷があったり、曲がっていたりする木の事で、決して年輪の若い粗悪品を言うのではありません。「年輪の込んだ木は、加工の仕方で幾らでも良くなるから大事にしなあかん」「折角40年も育ってきたのに、ちゃんと使たらんと木が、かわいそうやで」親方がしょっちゅう口にされた言葉です。エコエコと言うけど、製造過程で出てきたり偶々付いたりする傷や木が元々持つ性質を上手く使いこなす「技術」を持つこそが、資源を無駄にしない本当のエコかも知れません。でも、昔ながらの伝統技術は、時間や経費が優先され段々隅に追いやられています。エコとして使っている品物が、その品物を作る為にエコと呼びにくい製造過程を経てきている事を我々は知らなければならないとも思います。食用油で走る車…その廃油を精製するのに莫大な経費がかかる事は、はたしてエコなのでしょうか?整理をしなければならない事は一杯ありそうです。

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雑談 | 22:13:41 | トラックバック(0) | コメント(0)