FC2ブログ
 
プロフィール

中田 治

Author:中田 治
京都北山にて育林・販売事業を営んでいます。
北山の自然を守りたい、後世に残したい、日々その思いでがんばっております。

北山杉見学ツアー
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ

リンク
最新コメント
最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示
天然縮緬絞り
天然絞りの中に「縮緬絞り」があります。弊社先々代の中田健吉が当時山番頭していた谷山秀次郎と探し当てた品種です。(故に弊社では古くから秀シボと呼び縮緬とは言いませんでした。縮緬と呼ぶようになったのは農林大臣賞を拝受してからです)京北に祖父谷と言う所がありそこで健吉が番頭たちに素材を伐らしていました。番頭から「何か変わったのがある」と言う報告を受け、健吉と先代の隆弘が、当時は交通機関が無かったので夜から自転車で山に向かったそうです。朝に着いて番頭と三人で剥いて確かめその穂を隆弘が持ち帰えりました。この木は非常に挿し木がしにくくかっ着率は約30~45%です。隆弘もこの苗を増やすのに相当苦労をしたらしく当事、もって帰った穂で付いたのは3本位だったと母から聞いております。そしてこの木は、土壌、枝打ち等色々な事で紋様に変化が出ます。同じ木でも紋様が全く違う木が続出!先代は何回も林業試験場で調べてもらったようです。母樹も無いし結局分からずじまい…が、5本から増やしていった先代の執念には頭が下がります。只経験上言える事は、地味の良い場所で育つ木は比較的紋様が良いが丸さに欠け四角の様な木になったり末落ち(元末の直径の差)があったりと木にいやしさ(上品さ)に欠ける部分があります。樹齢が30年越えて紋様の良い物は伐採本数の約15%位です。それゆえ値打ちがあるのかもしれません。床に入れると目立たないけどはっきり自己主張をし、床に置く物を最大限に引き立たせる最高の助演をしてくれます。特にお茶、お花の先生方に好まれています。
P1010025.jpg
好きな木の一つです。


【北山杉見学ツアー随時予約受付中】


北山杉について | 23:01:42 | トラックバック(0) | コメント(0)
前のページ 次のページ